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豊かな社会を創造するため、さまざまな活動が行われています。
そのなかでも、 Good Job! Cheerersが推薦する、優れた取り組みをご紹介。

寄りあい処「ささき亭」
社会福祉法人 ひとは福祉会

「ささき亭」は古民家をリノベーションして、誰もが集える場所としてオープンしたお食事処です。近所の方だけでなく、日頃の喧騒を離れて気分転換に訪れる方もいらっしゃいます。食材にもこだわり、手間暇かけたランチやコーヒーを楽しむことができます。定期的にアロマやトールペイントなどの教室も行われており、人と人が繋がることができる場所です。

推薦者:川口隆司(NPO法人ひゅーるぽん)
Textile Factory 画楽Tシャツ工房
アートセンター画楽

インクジェット方式の布用ガーメントプリンタを導入、登録するアーティストの原画をプリントすることでオリジナル1点もののTシャツが作れます。プリント代金1500円と画像使用料500円で画像使用料は全額本人の収入となります。まだ今のところ画楽のアーティストしか登録されていませんが今後高知県内、四国島内のアーティストに登録を呼びかけネットからの注文を受けられるように展開する予定です。

推薦者:上田祐嗣(アートセンター画楽)
おみくじダルマ
おしごと画楽

お仕事に通ってくるメンバーの仕事を創るために新しいグッズを開発しました。これまでいろいろな種類のダルマを作ってきましたが100円で買ってもらえてしかも楽しく可愛いものを目指しました。ダルマの入ったガムボールマシンを享禄してくれるお店に置かせてもらいマシンのテナント料として売り上げの30% をお支払い。また、お店紹介をHPでさせていただくなど売り手良し、買い手良し、世間良しと3方良しを実現しています。

推薦者:上田祐嗣(アートセンター画楽)
弱者を救う勉強会
南大阪自立支援センター

2ヵ月に一度、大阪で開催されている触法障がい者のことを学ぶ勉強会。大阪市・堺市の障がい者福祉施設や支援機関のスタッフが集まり、開催場所を堺市の少年鑑別所として継続的に開催してらっしゃいます。刑務所に入っている受刑者のうち、約2割が知的障がい者であるという事実とともに、我々が彼らに対して何を想い、どんな支援ができるかを、ワークショップやケース会議などを通して学びを得るのですが、人の根底にあるものに触れたり、障がい者の人生を深く想像できる非常に学びの多い時間でもあります。半年に一度、刑務所・少年鑑別所の中に見学として入ることができるのも、かなり貴重な経験に。

推薦者:中川悠(NPO法人チュラキューブ)
特例子会社の小さな挑戦!障がいあるスタッフが、お客様の前に立っていきと働いて働くことが生み出すこと
ウエルシアオアシス株式会社

全国に数多くの店舗を展開するウェルシア薬局。特例子会社として障がい者を雇用している中でこの薬局は、彼らを「積極的に店頭に、お客様の前に出す」というアクションを選んでいます。はたらく障がいある人が誇りをもってはたらくためには?より能力を高めるためには?ということを何度も悩み、バックヤードではなく、薬剤師らと同じフィールドで仕事をすることが最良であるという結論に達したとのこと。同時に、薬剤師にとっても、障がいを持つ人たちと接する機会が増えることで、薬や症状への理解が深まるという成長が生まれはじめたことも嬉しい相乗効果に。健常者・高齢者・障がい者など、幅広い地域の顧客に対して、高い対応力を持つ薬局として新しい一歩を踏み出しています。

推薦者:中川悠(NPO法人チュラキューブ)
街に立ち上がる「人と言葉と物語」の交差点 –劇場+ゲストハウス 犀の角−
シアターアンドアーツうえだ

2016年秋、上田市街に旧銀行ビルを改修した市民劇場が立ち上がりました。市民と劇団、観光客やヘンな人も、悩める人にも、劇場として開かれ交差できる場所を目指しています。10、11月には第0回上田街中演劇祭を開催。観客と演者が近い距離の劇場です。ゲストハウスも併設、2017年にはNPO法人化を目指しています。

推薦者:武捨和貴(特定非営利活動法人リベルテ)
古本から社会の課題を解決する – チャリボン
株式会社バリューブックス

チャリボンは㈱バリューブックスが取り組む新しい寄付の仕組みです。株式会社バリューブックスが運営する古本のリユースを活用し、認定NPOやNGOなど社会的な課題解決を目指す団体のファンドレイジングを支援しています。リユースの文化が社会的に困難な障壁も柔らかくしてくれるような新しい活動です。

推薦者:武捨和貴(特定非営利活動法人リベルテ)
kokoimaプロジェクト
NPO法人kokoima

精神科病棟に長期入院している人たちが集って写真展やカフェや私塾が開かれている場。大阪・堺の商店街を拠点に、患者さんたちが被写体となる「ナラティブ(語り)写真展」という写真展や、映画を鑑賞して語り合う私塾が開かれている。ここに集う人たちを見つめる視点はとても大事なものと思わせられる、いま訪れてみたい場所です。 取組紹介記事

推薦者:木谷真人(musubi design/ドニさんの家)
3(サン)
植物と珈琲

一見しただけでは、これが福祉とはわからないお店、商品、HPである。森口さんの友人とお話をしていても、「そういえば、森口さん福祉もやってましたね。」的な返しが帰ってくる。だって、【植物と珈琲とサンドウィッチのお店】なんだもの、それ以外、何もないじゃない、と言われているような潔さを感じる。それでいいと私も思う。 

推薦者:柊伸江(株式会社ダブディビデザイン)
子どもたちの「好き」を叶える福祉施設職員グループ
Motsutami (モツタミ)

こどもたちの「好き」をたくさん叶えたい。ただ、純粋な気持ちの活動です。たくさんの方にこのような活動を知ってもらえたらいいなと思います。

推薦者:増田靖(社会福祉法人コスモス 森のキッチン)
和(なごみ)のクッキー
社会福祉法人 和

ここのクッキーはとても信じられないくらい美味しい!!新作の玉ねぎ味など、味にこだわっている。昔販売していたクラッカンバーの物語を是非聞いてください。ただ、販売の仕方を模索されているので、とてももったいないです。ここを是非ともグッドジョブセンターで考えてあげてほしいです!本当においしいのです!!

推薦者:金武啓子(西淡路希望の家)
からだが不自由でも一緒に遊びたい!
株式会社 大名

一緒に行っても砂浜まで(それも砂で進みにくい)というのが普通だったのが、一緒に海にそのまま入れるなんて、ステキすぎる。動画を見ればわかりますが、水陸両用で可動式の背もたれ、ボートにもカヌーのように自分で漕ぐことも可能。分解も簡単そうなので、持ち運びにも困らない。沖縄だけでなく世界の海を楽しめると思うと世界が広がりますね。

推薦者:萱原景子(一般財団法人沖縄県セルプセンター)
チャレキッズ
チャレキッズプロジェクト実行委員会

福岡市の障害児を対象に、市民団体と福岡市教育委員会が共同して実施しているプロジェクト「できないを補うだけでなく、できるを伸ばす」をモットーに、障害児からやってみたい仕事の体験や宿泊体験合宿などを実施。また、「PATH(パス/Planning Alternative Tomorrows with Hope)」(希望に満ちたもう一つの未来の計画)という手法を使った、障害児の夢をロードマップ作成ワークショップを、障害児の親族、学校教員、施設職員などを対象に実施している。

推薦者:樋口龍二(株式会社ふくしごと 代表)
障害のある人・途上国の人と仕事を通じた社会の架け橋
NPO法人フェア・プラス

フェアプラスは、障がいのある人たちや発展途上国の貧しい人たちの自立促進の為にセクターを超えた連携を図り、魅力的な製品づくりを行っておられます。

推薦者:増田靖(社会福祉法人コスモス 森のキッチン)
ASHITA no HAKO BOOKS プレイボーイ~伝説の西岡~
ギャラリーあしたのはこ

障害のある人のしごとや生活について考えるとき、まずは彼らを「知る」ということが第一歩だと思う。Good Jobアワードを通して福祉施設の製品や活動を知る方法もあるが、「ああ、この手があったか!」と思ったのがこの本。村井英晃さんの絵と文による西岡さんの伝記だが、西岡さんという存在へのリスペクト=愛を感じる。存在自体に価値があるんだ、と教えてくれる素敵な絵本。

推薦者:柊伸江(株式会社ダブディビデザイン)
表現を楽しむ、つながりの場
はじまりの美術館

福島県の猪苗代湖のそばにある、「はじまりの美術館」は福祉施設が運営するアール・ブリュット美術館です。ちょうど東日本大震災直後に完成しました。十八間蔵を活かした素敵な空間は、展示された作品と共に静かなメッセージを伝えてくれてくれます。何度でも訪れたくなる美術館です。

推薦者:加藤未礼(おおきな木)
ヒト・モノ・コトをかたちにするmizutoriの下駄「m2(えむに)」
株式会社水鳥工業

下駄としての機能性を兼ね備えつつ、デザイン性の高いmizutoriの下駄。特にさまざまな分野で活躍するヒトとの出会いから生まれる「m2(えむに)」は、下駄の鼻緒としてテキスタイル、ファッション、染色、小倉織、畳縁、福祉施設など様々な背景を持つデザインが使われています。(LaManoの藍染の型模様と絞り模様の生地も使用されています)まさに個性をまとえる下駄と言えます。

推薦者:高野賢二(NPO法人La Mano)
FUYUNIRE
NPO法人ほっと

吹田市にある雑貨店。自主製品の販売とともにプロの作家の作品も販売。施設で制作した手織りの反物をその作家さんに託して商品を制作してもらって販売する取り組みもされている。外部への出店等とてもアクティブな作業所さんです。

推薦者:金武啓子(西淡路希望の家)
Lanka (ランカ)
NPO法人Lanka

地元の養蜂家に頼み込み、3年前ほど前から養蜂&はちみつ販売をLanlkaで実施。現在では、採蜜作業をワークショップ化し、子どもから大人、地元学生などが参加。はちみつはもちろん激旨!

推薦者:樋口龍二(株式会社ふくしごと )
一緒に考えてくれる車イス専門のバス会社
株式会社そら観光

他県にもあるとは思うのですが、全国でもめずらしい車椅子が最大6台乗車可能のリフトバスがある。 自社でツアー内容の相談に乗ってくれるので、自由な旅行計画が可能。

推薦者:萱原景子(一般財団法人沖縄県セルプセンター)
「世界一あやしい Web Shop 」
認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ
誰かにとって価値がないものでも、誰かにとっては価値があるものがある。障害というのは実に厄介なものだが、他者との関係性から、思いもよらないものが生まれる。それは作品でも商品でもない。それに価値をつけ、売るという行為を装って、「あなたにとってどう見える?価値がある?」ということを問う。
推薦者:久保田翠 (NPO法人クリエイティブサポートレッツ代表理事)
「のヴぁ公民館」
認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ
閉ざされがちな障害福祉施設を開くことでどんなことが起こるのか。地域の人、知り合い、居場所がない人がふらっと立ち寄り、したいことをゆるゆると実現していく。誰も排除せず、来るのも去るのも自由。こんな無目的な場所が社会のなかに増えたら。この場所の運営は障害のある人たちのシゴトでもある。
推薦者:久保田翠 (NPO法人クリエイティブサポートレッツ代表理事長)
「のヴぁてれび」
認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ
『テレビは見る時代から、出る時代です~あなたの話、画面の中で聞かせてください。誰でも出られるインクルーシブ・メディア「のヴぁてれび」』を、障害のある人の就労メニューとして行っています。彼らだからできる仕事、彼らしかできない仕事。可能性は広がります。
推薦者:久保田翠 (NPO法人クリエイティブサポートレッツ代表理事長)
「CLARTE」
NTTクラルティ株式会社
NTTの特例子会社であるNTTクラルティが発行している広報誌。毎号読み応えがあり、障がいというものだけではなく、その周辺にある世界を教えてくれる記事構成になっている。読む人に新たな視点をもたらしてくれる広報誌です。誌面の読みやすさを含むトータルのデザイン性が高いのが素晴らしい。
推薦者:小林あかね (企画製作室Bridge)
「AIGoods」
社会福祉法人松原愛育会
場と空間において、さまざまな工夫とともに手作業と各々の個性を生かし10年以上地道に展開されてきた愛育学園のものづくり。そのときその場で一番大切なことと向き合い続けてきた積み重ねがようやく形になったことは、歩みとしてはゆっくりですが、着実に福祉の世界にある種の希望を与えています。
推薦者:小林あかね (企画製作室Bridge)
「久遠チョコレート」
一般社団法人ラバルカグループ
日本を代表するショコラティエの野口和男さんの技術指導による生まれた高品質のピュアチョコレート。障害者の作業特性、地元の特産品などを生かして、多彩なオリジナルチョコレートが誕生。施設の資産とチョコレートのコラボレーションが利益につながり、障害者のはたらく場につながっている。
推薦者:里見喜久夫 (季刊誌『コトノネ』発行人/編集長)
「オーラルピース」
株式会社トライフ
水と植物由来原料からつくられており、誤飲しても安心な革新的な口腔ケア製品。発送や販売には障害者が関わり仕事を創出。すでに一般市場で高い評価を得ている商品を、障害者施設が「売る」というこれまでにない新しいビジネスモデルであり、施設が投資せず、事業をはじめることができる点も魅力的。
推薦者:里見喜久夫 (季刊誌『コトノネ』発行人/編集長)
「Beogo Duni」
ブルキナファソ
ブルキナファソではペットボトルの代わりに水を入れる袋が使われており、近年急速に導入されてゴミとなって社会的な問題になっている。それを洗浄・リサイクルすることで生まれたバッグ。アフリカならではのカラフルな生地と、バッグの軽さがユニーク。スタッフの5割以上がポリオなどの障害を持つ。
推薦者:高津玉枝 (株式会社福市)
「鞆の津ミュージアム」
社会福祉法人創樹会
「ヤンキー人類学」「花咲くジイさん〜我が道を行く超経験者たち」「障害(仮)」などインパクト&新たな視点・概念を提示する企画展の数々に、編集の妙、名づけの大切さを改めて身にしみて感じさせられます。図録も、“展覧会の記録”を超えて、ひとつの概念を提示する書籍として成立しています。
推薦者:多田智美 (editorial studio MUESUM)
「恋する豚研究所」
株式会社恋する豚研究所
恋をしてしまうような豚を育て、とにかくおいしい豚肉とソーセージやハムの製造販売を行っています。コンセプトストアがある香取は、養豚が盛んな地域。障がいのある人の経済的な自立だけでなく、地域の課題解決に取り組むなど、福祉の枠を超えた活動を展開しています。
推薦者:原田恵 (株式会社リ・パブリック)
「ココ・ファーム・ワイナリー」
有限会社ココ・ファーム・ワイナリー
2000年九州沖縄サミットや2008年北海道洞爺湖サミットで使用されたココ・ファーム・ワイナリーのワイン。障害がある人たちが生き生き取り組めるよう、1950年代の開墾以来除草剤を使用しない栽培、野生酵母(天然の自生酵母)の使用、手仕事を厭わない製造方法などが注目されています。
推薦者:原田恵 (株式会社リ・パブリック)
「Design by People」
慶應義塾大学SFC水野大二郎研究会×藤沢育成会よし介工芸館
藤沢育成会よし介工芸館と慶應義塾大学との協働による、COI (Center of Innovation)プログラムの一環として展開。心から満足できるものを自らつくることができる「創造的生活者」の創出に向け、障害者支援施設におけるデジタル工作機械を用いたイノベーションをめざしています。
推薦者:水野大二郎 (デザイン研究者)
「CINQ」
和田夏実+慶應義塾大学SFC水野大二郎研究会
聴覚障害者が別の知覚器官で「きく」ことを補完していること、ウィットに富んだ手話表現などのコミュニケーションが認められることを前提に、「きこえない」不便益が愉快で楽しいインタフェースを生み出すこと、それによって障害者と健常者の相互理解を促進することを目的とする楽しいプロジェクトです。
推薦者:水野大二郎 (デザイン研究者)
「マジェルカ」
吉祥寺にある全国から集めた福祉施設・アトリエで制作されたグッズを売るセレクトショップ。さまざまな施設・アトリエでグッズがつくられていても、大事なのはその次のステップ。即ちどこで、どう売るか。このようなショップが浸透することで障害者のものづくりがより人々の日常生活の「あたりまえ」になればと思います。
推薦者:ライラ・カセム (デザイナー/デザイン活動家)
「TSUNAGU FAMILY」
NPO法人 Tsunagu family
みんなの技術や力を持ち寄って、つながっていくと、ひとつの大きな輪ができます。人と人をつなぎ、人と社会をつなぎ、新しいものづくりと販売のネットワークをつなぐ。「Tsunagu Family」は、そんな「つなぐ」を目的として活動するNPO法人です。
推薦者:樋口龍二 (NPO法人まる 代表理事)
「一丁目の元気」
NPO法人北九州小規模連
北九州市の障害のある方々による手づくり商品の販売促進と、障害者福祉と地域をつなぐ役割を担っているアンテナショップです。福祉施設等でつくられた、クッキーやケーキなどのスイーツ、パンやお弁当、小物雑貨などの販売だけでなく、福祉施設がもつ技術を地域に還元するワークショップなどを行っています。
推薦者:樋口龍二 (NPO法人まる 代表理事)
「Fringe 28」
JDF被災地障がい者支援センターふくしま交流サロンしんせい
「障害者がつくるもの=質やデザインはイマイチで安価、購買動機はチャリティ的な気持ち」という既成概念を払拭するようなプロダクト。簡単な裂き織りの技術を用いることで、どの作業所でも同じ規格の商品をつくることができる。
推薦者:佐野恵子 (アクシスギャラリー)
「Too Patch」
JDF被災地障がい者支援センターふくしま交流サロンしんせい
使用済み封筒を用いることで原価を下げつつ、作業者の特性に合わせた各工程ではその作業に特化した一流の「職人」として手作業を行う。どの作業所でも同じ規格の商品をつくれる仕組みづくりと賃金向上をめざしている。
推薦者:佐野恵子 (アクシスギャラリー)
「look with your hand」
SLOW LABEL
アーティストと企業や福祉施設などをつなげ、新しいものづくりとことづくりに取り組むスローレーベルのプロダクト。役割を終えた点字新聞にグラフィックデザイナーのso+baがわくわくわーく所属の盲ろうの方の詩をタイポグラフィー化。目の不自由な方が制作できるようデザインされている。
推薦者:佐野恵子 (アクシスギャラリー)